帰国子女としての経験が、仕事に生かされたと感じたこと

あやさん(トロント)

 日本の高校で教員をしていた時に帰国子女の生徒を担任する機会がありました。自分も言葉ができないという苦労がわかるので、(同じような立場の人や生徒から)できるだけそのストレスを取り除いてあげたいという気持ちはあります。日本の人は、日本語ができない人を見て「なにこの人?」という雰囲気で接する事が多いように思います。

 例えばコンビニで働いている外国人労働者の苦労などがメディアでも取り上げられることがありますが、自分と接するときにはそういうジャッジメンタルな雰囲気を感じさせないようにしたりとか。自分自身が日本語が分からないという苦労もしたので、(帰国子女の生徒を担当した時には)振りがなを振るとか、ローマ字で書いてあげる、簡単な日本語でわかるようにする、というようなことをしていました。

キーワード